岩手県立久慈病院

医療関係者の方

地域医療福祉連携について

地域医療福祉連携部門の紹介(室長あいさつ)

 久慈病院は、高次救急センターを備えた岩手県北地域の基幹病院であり、自宅復帰に向けた慢性期に関わる地域包括ケア病棟も併設しております。久慈医療圏の少子高齢化率は、全国的にみても進んでいる状況にあります。

 そうした中、「高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進する」とする地域包括ケアシステムの構築に向けた活動が、全国的に盛んに取り組まれております。

 その体制作りには、医療者、福祉関係者、行政等が相互に連携することが重要となります。

 当院の地域連携医療福祉連携室においては、①広報活動(「北リアスの風」や「地域連携室だより」などで活動の紹介)、②連携活動(連携施設への訪問、医療と介護の連携会議の開催、ICT(北三陸ネット)の利用拡大など)、③入退院支援(紹介入院や転院など円滑化、在宅患者への訪問看護、退院前カンファランスの開催など)を重点的に行っていきたいと思っております。

 現在は、新型コロナウイルス感染症の流行により、患者さんの受け入れや情報共有の場である会議の開催などにおいて、今までになかった不安やストレスが多くなっており、連携が取りにくい状況になっております。今後は、感染症対策を行いつつ、ICTを利用するなど連携の取り方についても工夫していくことが必要となると考えております。地域の患者さんやご家族、診療所などの医療関係者、福祉や介護の関係の方々に頼りにされ、開かれた地域連携室に向かって少しでも進んでいけるようスタッフ共々と協力していく所存ですのでよろしくお願い致します。

 

 地域医療福祉連携室長 柴田 俊秀

 

 

1.医療相談室について

2.当院への患者さんの紹介について

3.入退院支援について

4.「地域医療福祉連携室通信」について

5.脳卒中相談窓口について

 

1.医療相談室について

 病気になると、さまざまな心配ごと・お困りごとが起きてきます。そのような時、当院には、患者さんやご家族の方々からのご相談に応じる相談員(医療ソーシャルワーカー)がおります。入院・外来問わず患者さんにかかわる経済的・社会的・心理的な悩みの相談を受け、面接などを通じて問題解決のお手伝いを致します。また、地域の医療・保健・福祉機関との連携の下、社会復帰や在宅療養への準備なども一緒に考え、必要なお手伝いを致します。

 

医療相談イメージ

ご相談は無料で、秘密は守られます。 (他職種との情報共有が必要な場合は、相談者の了解を頂いて対応致します。)

お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

ご利用方法
場所

1階 医療相談室

受付時間

月~金曜日(祝日を除く) 午前9時~午後5時まで

問い合わせ先

TEL 0194-53-6131(内線)6914

FAX 0194-53-6133

 

2.当院への患者さんの紹介について

当院では、紹介状をお持ちの患者さんを優先して診察しております。

予めFAXでご紹介いただきますと、事前にカルテを作成しておきますので、来院後の手続きや、診察などの待ち時間も少なくなります。

【FAX予約必要書類について】

◇ すべての診療科予約  ※ 耳鼻咽喉科・血液内科・麻酔科の予約は行っておりません。

FAX診療申込書
①受診予約票
紹介状
②診療情報提供書 (貴医療機関様式)
・放射線科検査(CT・MRI)予約の場合は、以下の書類についても必要となります。
③造影剤使用チェックリスト
④MRI検査表 №1 ( CTのみ予約の場合は不要 )

 

  1. ①「受診予約票」に必要事項をご記入のうえ、②「診療情報提供書」を添付し、放射線科検査(CT・MRI)予約の場合には、その他必要書類(③造影剤使用チェックリスト④MRI検査表 №1)も合わせて地域医療福祉連携室専用FAX(0194-53-6133)へ送信お願いします。
  2. FAX受信後、「FAX到着のお知らせ」を送信し、予約が決まり次第「診察日決定のお知らせ」診療予約日を送信いたします。こちらを患者さんへお渡しください。(診察の状況により、多少お時間を戴く場合もございます。)
  3. 紹介患者さんに作成した紹介状(診療情報提供書)および、上記のご案内をお渡しいただき、当院受診の際、「初診受付窓口」にご提出くださるようお伝えください。
  4. 診察後「診察終了のお知らせ」を送信いたします。医師からの受診報告書(お返事)等は後日郵送いたします。

※診療医師をご指定いただいた場合は極力そのようにいたしますが、学会等で不在の際は同じ診療科の別の医師の診察となりますので、ご理解のほど、お願いいたします。

また、予約時間より早く来院されましても、診察の時刻は変わらないこと、急患等諸事情により診療時間があとにずれ込む可能性があることについてご理解の程、患者さんにお伝え願います。

◆緊急又は当日受診を希望される場合は、お手数ですが、診療科の医師へ直接連絡のうえFAX送信お願いします。

【栄養食事指導のFAX予約必要書類について】

1.栄養指導FAX診療申込書・・・①栄養食事指導予約申込票  

紹介状   ②診療情報提供書(貴医療機関様式)

2.予約日時を調整のうえ、折り返し「栄養指導を受けられる方へ」をFAXにて送信いたします。

完全予約制 : 金の1日2回 各45分ずつ。
( 指導時間 ①9:00~9:45 ②9:45~10:30 )

※ 予約当日には「栄養指導を受けられる方へ」と③「お食事調査(初回DataBase)」④「あなたの食べたものを記入しましょう」を記入のうえ、3部ご持参のうえ《栄養指導室》まで、お越し下さるようお伝え願います。

③「お食事調査(初回DataBase)」

④「あなたの食べたものを記入しましょう」

【FAX受付時間】

平日8:30~16:00

※その他時間外、土日祝日のFAX受信の処理は、直近平日のAM.8:30以降となります。

【FAX予約の流れ】

[FAX予約の流れ]については、こちらをクリックしてご確認ください。

【連絡先】

岩手県立久慈病院 地域医療福祉連携室
〒028-8040 岩手県久慈市旭町 10-1

TEL 0194-53-2171(直通)
FAX 0194-53-6133(直通)

 

3.入退院支援について

 私たちは、安心して入院、退院していただくサポートをします。

入院支援

 私たちは、入院が決まった患者さんに安心して療養生活を送っていただけるように経験豊富な看護師・薬剤師・管理栄養士・事務職員・医療ソーシャルワーカーが連携して療養生活や手術・検査の説明、生活習慣やアレルギーなどの健康状態、かかりつけ医や介護保険の利用について患者さん、ご家族にお話を伺います。その情報については、入院する病棟と共有させていただいています。

退院支援

 退院に向けて患者さんやご家族は、気持ちの準備、ベッド等の準備、ご自宅のリフォーム、サービスの準備など、さまざまな準備が必要になります。退院支援担当の看護師とソーシャルワーカーが国や地域の制度や仕組みについての情報をお伝えします。状況に応じて、転院先や施設の紹介を行うなど患者さんに応じた支援を行います。

岩手県立久慈病院 退院支援

 

 

4.「地域医療福祉連携室通信」について

「地域医療福祉連携室通信(久慈病院広報)」については、こちらをクリックしてご覧ください。

 

5.脳卒中相談窓口について

当院では、脳卒中・心臓病(循環器病)の治療や予防、転院や退院後の生活など様々な悩みや問題を一緒に考え、支援する「脳卒中相談窓口」を設置しております。

脳卒中相談窓口について(岩手県立久慈病院)


上に戻る