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財団法人日本医療機能評価機構認定施設

 

最終更新日:令和元年9月10日

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リハビリテーション技術科

Ⅰ.リハビリテーション技術科へようこそ
Ⅱ.各療法の紹介
Ⅲ.回復期リハビリテーション病棟の紹介
Ⅳ.院外業務

Ⅰ.リハビリテーション技術科へようこそ

リハビリテーションは「生活の質の回復」を目指すことといえます。脳血管疾患等により障害をもった方にとっては「元どおりの生活を回復」することであり、先天的な障害をもつ方にとってはこの社会の「一般的な生活をつくる」ことを意味します。障害をもつ方も市民として普通に過ごすことを「ノーマライゼーション(Normalization)」と呼んでいます。リハビリテーションとはノーマライゼーションを目指すことだといってもよいでしょう。

病院で行うリハビリテーションの目的

  1. 機能障害の回復
  2. 日常生活に必要なの回りの行為(ADL)の回復
  3. 家庭および社会生活に必要なその人の役割に関する基本能力の回復

リハビリテーション医療の特徴

アプローチの出発点が「機能障害」にあることです。これを患者さんに当てはめてみると、患者さんの「動かなくなった」機能の回復を図ることから始めます。そして自分の努力で身の回りのことができるように、持っている機能を引き出します。リハビリテーションは、疾患による運動・感覚麻痺に加え、言語の障害、家屋と地域の環境、家族関係、復職の問題、経済的問題、地域社会資源活用など、本人・家族だけでは解決が困難な課題が山積みしていることが多くあります。機能回復の視点だけではなく、これからの生活を支援するために、複数の専門職種がチームを組んで連携・協力して評価と治療を行います。

当院リハビリテーションスタッフ

理学療法士(PT:Physical Therapist)・・・8人 うち回復期リハビリテーション病棟勤務2人

作業療法士(OT:Occupational Therapist)・・・6人 うち回復期リハビリテーション病棟勤務1人

言語聴覚士(ST:Speech Therapist)・・・2人

助手・・・1人

Ⅱ.各療法の紹介

理学療法(PT)

理学療法とは、身体に障害のある、またはあると予測される人々に対し、医師の指示のもとに行います。主に姿勢を安定させることや寝返り・起き上がり・歩行などその周りの環境に合わせて移動していく能力の回復を図るため、感覚情報をうまく取り込めるように姿勢を整えたり、日常生活動作、その他の運動療法を行います。

身体のバランスと上肢(腕)、下肢(脚)、体幹機能の回復を図り、まず座ること、立つこと、そして歩くことの治療を行います。その途中で車いすへの乗り移りや車いすの操作の練習を行ったりします。また痛みのある方に対しては、電気刺激療法、温熱療法などの物理療法も併用し、痛みを減らしながら行うこともあります。以上のように行いながら、家庭や地域に復帰して、再び安全で生きがいの持てる生活が営めるように治療・援助します。

~理学療法の対象となる患者さんは~
  • 脳血管疾患等により身体に麻痺を呈し、寝返りや起き上がりなどの基本動作の難しい方、自力移動(歩行、車いすへの乗り移りを含む)が難しい方、そのやり方に問題のある方
  • 骨、関節の損傷、切断等により機能障害を持った方
  • 心疾患また呼吸器、消化器等、様々な疾患のために安静状態が長期にわたり続いたことにより、心身の機能低下をきたした方
  • 生まれつきまたは後天的に運動障害を持ったお子さん
~じゃあどんなことをするの?~
1.運動療法

中枢神経系や、骨・関節系に損傷を受けた後、患者さんは周りの環境に適応できず、病棟や自宅で能力を十分に発揮できない状態に置かれます。再びあらゆる動作の正確さと効率性を獲得し、生活のリズムや広がりを持たせていくために、運動療法によって関節可動域・筋力・協調性などを改善し、いろいろな姿勢や動作の中で正常な反応を引き出していきます。

関節可動域運動

上肢、下肢、体幹などの関節の不動や運動性の低下によって生じた関節可動域制限の改善、又は予防をすることです。

筋力増強運動

不動による筋力低下の予防や、筋力の維持・強化をすることです。個々の筋力に応じた方法で行います。

協調性訓練

自分の意志によるコントロールおよび円滑な運動の獲得を目指し、種々の運動を行います。

基本動作訓練

寝返り・起き上がり・座位の保持など、日常生活上の基本的な動きの改善や獲得を目指します。

歩行練習

歩行の安全性・実用性・持久性などを高め、歩き方の改善を行います。

2.物理療法

主に痛みの緩和や、筋肉の緊張を和らげることを目的に、以下のようなことを行います。

低周波

筋の収縮を得る目的や、痛みの軽減を目的として用います。

牽引療法

頚椎または腰椎周辺の病変に基づく疼痛の治療として行います。

 

作業療法(OT)

定義:作業療法とは、身体または精神に障害のある者、またそれが予測される者に対し、その主体的な生活の獲得を図るため、諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を用いて、治療、訓練、指導および援助を行うこと。

(日本作業療法協会定義 より抜粋)

~作業療法の対象となる患者さんは~
  • 脳卒中により半身麻痺や認知障害を来たし、日常生活活動や社会参加が困難となった方、または常に手伝いが必要になった方
  • 手や上肢の骨折や切断などの外傷性疾患、リウマチ、肩関節周囲炎などの疾患により日常生活活動や社会参加が困難となった方
  • 内科、外科的疾患や骨折等により、長期間寝たきりの生活を送られたため、起き上がりや歩行が困難となった方
  • 発達時期に障害を受けたり、発達に遅れのあるお子さん

※当院では、身体障害領域の作業療法を行なっております

~じゃあどんなことをするの?~

作業療法士は、日常生活活動・家事活動の機能改善、職業復帰や社会参加を目標に、運動療法や作業活動を通して、上肢機能の改善や日常生活に必要な動作要素や機能の回復、向上を図ります。

自宅復帰のために必要となる日常生活活動(食事・排泄・整容・更衣・入浴など)に必要な身体機能の回復を図るため、必要となる筋力や神経機能に働きかけ維持・改善を目指します。そして、日常生活動作を評価・指導し、ご家族や多職種と協力しながら実際の生活の中で出来ることを増やしていきます。

また社会参加の機会や家庭内の役割を促進するために、調理や掃除などの家事動作や屋外活動など、対象者の身体・認知機能の段階に合わせた治療場面を作り、使用する道具を選択しながら治療を行っていきます。その中で必要に応じて自助具・装具・義肢の使用訓練を行います。

そしてご家族の方に対して、対象者の退院後の日常生活活動の中で躓きやすい点を共有し、歩行の援助などの生活の中でのお手伝いができるように指導を行います。また生活しやすい自宅環境を整えるため、環境設定や杖・手すりなど、福祉用具を選ぶためのアドバイスを行います。

私たち作業療法士は、入院生活~外来生活まで、医師・看護師・社会福祉士・理学療法士・言語聴覚士らと連携を図りながら、日常生活活動や社会参加に向けて、お手伝いしていきます。

言語聴覚療法(ST)

言語聴覚療法は、脳卒中や交通事故による外傷などのために障害を受けた言葉の機能や食べ物の取り込み・咀嚼・飲み込みの機能の回復を促す療法です。

~言語聴覚療法の対象となる患者さんは~

脳卒中や頭部の外傷などにより、

  • 話す、聴いて理解する、読む、書くといった言葉の機能に障害をもつ方
  • 舌や唇などの口の器官の運動機能が障害され、明瞭な発音が困難な方
  • 食べ物の取り込み、咀嚼、飲み込みに障害をもつ方

私たちは他者とコミュニケーションをとる際、自分が話したいことを言葉にして口に出し、相手の言葉を理解して、それを受けてまた言葉を返しています。ところが、脳卒中などにより言葉の機能が障害され、話したいことがあっても言葉が浮かばなくなったり、相手の言葉を理解することが難しくなると、それまで何気なく行っていたコミュニケーションが思うように取れなくなります。

また、食事は生きていくうえで欠かせないものですが、食べ物の取り込みや咀嚼、飲み込みの機能が障害されると、食べ物を口の中に取り込む際にこぼれてしまう、上手く飲み込めずむせてしまう、食事で疲れてしまって十分な食事量が摂れないといった状態となる場合があります。

言語聴覚士は、このように、コミュニケーションや食べることに障害をもつ方々に対し、機能の回復を促す訓練や代償手段の検討・導入を行い、その方のコミュニケーションを支援したり、可能な限り御本人や御家族が希望される食事形態に近いものが安全に食べられるように援助を行っています。

回復期リハビリテーション病棟の紹介

~どんなところ~

発症あるいは術後から数週間~6ヶ月が回復期といわれ、この期間に集中的にリハビリを行う事で最大限の回復が期待できると考えられています。損なわれた能力を再学習、再獲得して社会復帰を目指します。

~回復期リハビリテーション病棟の対象となる患者さんは~

脳血管疾患、骨折等、対象となる疾患は決まっています。発症から1~2ヶ月以内に、医師の判断の上で、入院(入棟)できます。

~じゃあどんなことをするの?~

患者さんが自宅や社会復帰に向けたADLの獲得や、退院に向けて環境を整え生活を再構築していく事を目的とします。訓練室の中だけでなく病棟内でのADL練習や、必要に応じて外出・外泊練習を行います。

Ⅳ.院外業務

その他院外業務として地域リハビリテーション久慈広域支援センターの役割も担っています。

岩手県では、たとえ障害をもっても住み慣れた地域社会や家庭の環境の中で生きがいを持って生活できるよう、社会全体で支援し合う福祉社会の実現を掲げ、住民の身近なところで急性期から回復期・維持期及び予防的リハビリテーションを一体的に提供するための体制整備の方向や、関係機関・施設間の機能分担と連携を進めるために、二次圏域において中核となる地域リハビリテーション広域支援センターを指定することになりました。

県立久慈病院は、平成14年度より久慈県域において地域リハビリテーション久慈広域支援センターの指定を受けています。

広域支援センターとしての機能

  1. 地域のリハビリテーション実施施設等の従事者に対する研修の企画・運営
  2. 地域のリハビリテーション実施施設等への支援 地域住民の相談の対応に係る支援、リハビリテーションの
    実施に係る支援、リハビリテーション機器・住宅改修等の相談に係る支援
  3. 地域レベルの関係団体からなる連絡協議会の設置・運営
  4. 圏域内のリハビリテーション関係施設の連絡・調整