岩手県立久慈病院

病院のご案内

院長あいさつ

岩手県立久慈病院長 遠野千尋

 

岩手県立久慈病院長 川村 英伸

 

 

 

当院のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。

 岩手県立久慈病院は、久慈市、洋野町、野田村、普代村の4市町村からなる久慈医療圏(人口約57,000人)の唯一の総合病院です。当院は県内の救急救命センター3施設の中の一つで、ドクターヘリの受け入れも行っており高度急性期治療に対応しております。また、近隣に入院可能医療機関が少なく、更にかかりつけ医となる開業医が少ない地域であり、平成29年に開設した包括ケア病棟などで回復期、慢性期の治療も行っています。更に、入院患者さんは、全て、入退院支援部門により、入院が決まった時から多職種が介入して「入院前の生活レベルに戻すために必要な事」を早期に把握し、安心して自宅や施設へ帰れるように対応しています。

医療DXが謳われる昨今ですが、平成28年には久慈医療圏を繋ぐ医療情報ネットワーク「北三陸ネット」を開設しました。久慈医療圏4市町村の病院や診療所(医科・歯科)、調剤薬局、介護・福祉施設(地域包括支援センターなど)の計67施設を繋いでいます。このシステムは久慈医療圏の急性期から慢性期・在宅医療に至るまでの情報を多施設で共有し、高齢化が進む北三陸地域の地域包括ケアを効率的に推進していくものであり、年々登録者も増加し有効利用が着々と進んでいます。

 話は変わりますが、当院は、平成16年の新医師研修医制度が始まってから初期臨床研修医の教育にも力を注いでおります。当院では昨年度までに88名が初期臨床研修を終了ました。その研修医のほとんどが岩手医科大学に戻り、専門分野の実力を培って、再び当院に派遣されています。戻ってきた研修医は科長などを勤めて活躍しています。今後もこの好循環を止めることなく岩手医科大学からの医師派遣にご協力をいただきながら、当院の初期研修医制度をブラッシュアップしていきたいと考えています。

 さて、令和2年初頭から国内で猛威を振るっていた新型コロナウイルス感染症ですが、令和5年4月時点では感染の勢いは落ち着いています。そして、本年5月8日から「感染症法」にて、新型コロナウイルス感染症が、2類感染症から、5類感染症に位置づけることとされました。しかし、ウイルス自体の性格が変わるわけではありません。オミクロン株は病状は軽症で済みますが、他者への感染力はインフルエンザの比ではなく強く、第9波にあたる感染拡大が再び発生することも十分あり得ます。当院としては5月8日以降も新型コロナウイルス感染症に対する発熱外来等の外来対応、および感染病棟による人員配置などの入院体制は変更の予定はありません。引き続き感染予防対策を徹底し、地域の皆さんの健康を守っていきます。

今年度も、当院の理念である「地域の人々の命と健康を守り、信頼される病院を目指す」を忘れずに、職員全員日々努力して行きたいと思います。そして、久慈医療圏の住民の皆様の安心につながる医療を目指します。

 最後に、当院の特徴的な診療についてご案内します。各診療科や集学的治療などのアピールを掲載していますので、ご参考にして頂きたいと思います。リンク

 

令和5年4月 岩手県立久慈病院長  
遠野 千尋


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