臨床研修のご案内
久慈病院の特色
病院の特色
当院は、県北沿岸で約55,000人の住民を対象とし、救命救急センター(20床)を併設した、334床の地域完結型中規模総合病院です。高度な医療機器を整備するとともに、救急専門医2名のほか、各診療科の専門医が多種多様な患者の診療にあたっています。さらに、地域がん診療連携拠点病院として、がん治療認定医が4名おり、質の高いがんの診断、治療に取り組んでいます。
病院の状況

- 標榜診療科 :20科
- 常勤医師数 :30名
- 指導医数 :17名
- 臨床研修医数:12名(2年次7名、1年次5名)
- 1日平均入院患者数:200.3名
- 1日平均外来患者数:694.5名
- 1日平均救急車搬送患者数:4.7名
- 1日平均救急外来患者数 :24.9名
研修の特徴

- 1診療科に研修医が1名から最多2名とし、密度の濃い研修受けられます。
- 1年次の7月からの当直は、3人体制で始まるので、指導医から教育を受けながらスムーズに研修に入ることができます。
- 初期研修後の進路に対する制約はありません。
- 救命救急センターもあり、急性期から回復期まで経験できます。研修医全員がBLS、ACLSのプロバイダ資格を取得でき希望があればJATECを取得できます。
- 自由選択は46週と長いので、研修医の希望に添ったプログラムを組む事が可能です。
- 各診療科間の垣根が低いので、相談などがしやすい医局です。
- 歓迎会、納涼ビール列車、ピンポン大会など、楽しい行事がたくさんあります。
臨床研修医の採用実績
今年度まで16年間の採用者は82名となり、内訳は男性61名、女性21名です。
毎年、安定して研修医を採用しております。

研修環境
医局内には各自の机があり、ネット環境も充実しています。
医局のほかに、研修医専用の研修医室が1年次、2年次それぞれに用意されています。
電子カルテ端末、ネット環境、ソファもあり、快適な研修生活を過ごしています。
女性研修医が増えたことから、女性医師専用の部屋も準備予定です。


先輩研修医からのメッセージ
岩手医科大学卒 h40採用研修医
岩絵県立久慈病院は二次医療圏として久慈市と洋野町、野田村、普代村を担う中核病院で、その面積は東京都の23区の1.5倍の広さです。また、岩手県は医師の偏在化が日本で1番進んでいる県であり、久慈病院も医師数は年々減っております。そのため、研修医も一人の医師として岩手の地域医療により貢献できる病院であると思います。また、久慈病院の医療圏の広さから、出会う疾患も多岐にわたり、多くの疾患を教科書だけでなく経験として学ぶことができます。手技に関しても、医師が多い地域では経験できないような多くの手技を上級医の指導のもと、どんどん経験できます。また、年々研修医の志望数が増加しており、2年次から1年次への勉強会や2年次がいままで教わってきた内容など多くのことを吸収できる環境になっています。社会人大学院、学会、資格取得にも積極的な病院であります。このように、学術的な研鑽も自分次第でどんどん積むことができます。2年間という短い研修生活をより濃厚なものにしたい方は、是非一度見学に来てみてください。