岩手県立久慈病院

病院のご案内

感染管理室

院内感染対策の取り組み

 岩手県立久慈病院では、患者さんに安全な医療を提供するために必要な全職員が行うべき感染対策に関わる基本的事項を定め、全職員一丸となって感染防止対策に取り組んでいます。また、病院内だけでなく久慈地域の医療関連施設や久慈保健所などと、ネットワークを構築し、久慈地域全体で感染予防のための活動を行っています。

 当院では、久慈病院院内感染対策指針に基づき実施しています。

  久慈病院院内感染対策指針PDF

☆ 院内感染防止対策委員会

院内感染対策に関する重要事項を協議し決定のため、各部門代表者を構成員とする院内感染防止対策委員会を設置し毎月1回定期的に会議を開催しています

☆   感染制御チーム(ICT)と感染制御スタッフ(ICS)

感染対策の実務を行う感染制御チーム(ICT)と全部署に感染制御スタッフ(ICS)を配置し、院内すみずみにわたるきめ細かい感染防止対策を行えるよう取り組んでいます

毎月、ICT・ICS合同にて会議を行っています。各班の活動進行状況や、ラウンド結果のフィードバックなど行い、問題点の抽出を行い改善策や周知の方法について討議しています

☆   抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

院内の薬剤耐性菌の監視や適正な抗菌薬使用に向けて、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を組織し病院内だけで無く久慈地域の感染防止対策活動を担っています。

 

【北いわて医療関連感染制御ネットワーク NICON(North region of Infection Control Network)】

岩手県県北地域の医療関連感染制御のための情報共有、啓発活動、助言体制構築を目的とし、当院感染管理室が事務局となり、久慈地域の医療関連施設における、感染防止対策のレベルアップを目的に活動を行っています。

ラウンド、研修会、感染対策指導・相談を随時受け付けています。

連絡は、当院感染管理室へお願いします。

感染管理室紹介

 感染管理室が中心となり、感染症に対する平時からの予防や対策と、感染症発症時には、速やかに対応できるよう、対策の立案・企画・実践・教育を目的として医療現場における積極的な取り組みが実践されるよう日々活動を実施しています。

【活動内容】

①院内感染防止対策マニュアルの作成、改訂を行い、内容、対策について周知してします

②薬剤耐性菌や医療器具関連のサーベイランスを実施しており、全国で展開している集積事業に参加しています。他施設のデータと比較し、更なる向上を目指し、対策を行っています。

③週1回(毎週木曜日)、院内のラウンドを定期的に実施し、現場の感染対策の評価と指導を実施しています。

④職員の感染対策知識向上を目的に年2回以上、全職員を対象とした感染研修会を実施しています。

⑤抗菌薬の使用状況の把握をし、感染症治療が円滑に提供されるよう、診療に参加しています。

⑥感染に係る各種相談を院内・院外から受けています

⑦患者さんやそのご家族、職員共に、感染対策を実行できるような手順、ツールやポスターなど活用し周知掲示しています。

⑧針刺し切創、粘膜曝露対策や、ワクチン接種など、職員の健康管理にも務めています。

⑨感染症発生、集団発生時には、速やかな対応と職員への感染対策の周知徹底を行っています。さらに、早期収束に向けた、体制も構築しています

⑩保健所、地域の病院や診療所、特別介護老人施設・保健所と連携を取りながら地域の感染対策向上、充実を目指しています。

 


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