病院のご案内
放射線技術科
デュアルエナジーCT装置、1.5TMRI装置、フラットパネルディテクタ搭載血管撮影装置、核医学診断装置、放射線治療装置など、最新の放射線機器を備え、安全で高度な医療を提供しています。
CT撮影(GE社製 Revolution HD)
2018年3月より、GE社製64列Revolution HDが稼働しています。従来機より高速撮影、高画質、そして低被ばくの検査が可能となりました。したがって、小さなお子様やご高齢な患者さんにも十分に対応できるCTとなっております。また、最先端の技術であるデュアルエナジーと呼ばれる機能を搭載しており、従来のCTでは発見することの出来なかった疾患を見つけることが期待されます。通常の撮影検査に加え、脳血管、冠状動脈といった血管系の高度な検査も、3次元ワークステーション画像処理を使い高品質な画像を提供しています。
MRI装置(Philips社製 Ingenia 1.5T)
2019年4月より、Philips社製 Ingenia 1.5T が稼働しています。MRIは強い磁場と電波を使用し、様々な画像が得られます。放射線を使用していないため被ばくが全くありません。
血管撮影装置(Philips社製 Azurion7)
2019年4月より、Philips社製 Azurionが稼働しており今までの装置に比べて被ばくを大幅に減らしつつきれいな写真を提供することができるようになりました。血管撮影(アンギオグラフィとも言う)とは、足の付け根の動脈・静脈、あるいは腕の動脈から、心臓の各部屋や種々の血管に細く柔らかい管(カテーテル)を入れ、造影剤という放射線に写る薬を注入して撮影を行うことを言います。そうすることで血管が狭くなっているかどうかなどや、心臓の各部屋の大きさ、筋肉・弁の動きを見たりすることができます。また、検査だけでなく、カテーテルをうまく利用して、血栓など狭くなったり(狭窄)塞がってしまったり(閉塞)してしまった血管に対してバルーンカテーテル(風船が先端についたカテーテル)を使って血管を広げる治療(血管拡張術)や、動脈などの血管が瘤のように膨らんでしまった部位(動脈瘤)に対してコイル(柔らかいらせん状の針金)をカテーテルから挿入して詰める治療(血管塞栓術)など様々な治療も行うことができます。また、医師の手技を補助する各種ソフトウェアによる効率的な検査も可能となっています。
核医学診断装置(GE社製 Discovery NM830)
2019年4月よりGE社製 SPECT装置 NM830 が稼働しており、より鮮明な
画像の提供が可能となりました。核医学検査とは微量の放射線同位元素(ラジオアイソトープ)を含んだ放射性医薬品を注射や経口で投与し、体外から放射性医薬品の分布を検出して画像化する検査です。投与される放射性医薬品は微量であり、発生する放射線の量は時間とともに減少しますので検査を受ける患者さん自身や周りの人への影響は心配ありません。
核医学検査では目的の臓器や病気によってかかる時間、注射から検査までの待ち時間等が変わりますのでご注意ください。
放射線治療装置(Varian社製 CLINAC iX)
病気に対して様々な方向から放射線を当てて治療する装置です。また、放射線の強度を変化させ、より線量の集中性を高めて治療できる機能も備えています。
その他の装置
その他、一般撮影装置、乳房撮影装置、骨密度測定装置、X線テレビ装置等を備えています。
診療放射線技師の採用については岩手県医療局のHPへ